私たちの生活する「まち」は、人がいて、住まいがあり、買い物するお店があって、そこまで車で出かけ、イベントが行われて賑わい、子どもたちは学校で学び、社会人となって働くように、多種多様な構成要素が複雑に絡まって地域がつくられています。そうした「まち」の中に、ひとつひとつの「かたち(ハード・ソフト)」をつくって、関係性を創出しています。以下、その段階別の私たちの仕事について、手がかりとなるメモを記載します。

<0.漠然と>

土地建物利活用やテナント出店など、個人的な悩みでどこに相談したら良いか分からず、時間ばかりが経ってしまう状況。
町会・商店会・まちづくり協議会など、専門的な話で誰なら現実的視点で意見交換出来るのか分からず、いつもの専門家に声をかけてしまう状況。
そんな状況の時には、何はともあれ、気軽に電話・メールにてご連絡頂ければ、漠然としていた状況を変えることが出来ると思います。

<1.初動期>

何となくの目的や方向性がおぼろげに持たれていたり、でも具体的にどう進めて行ったら良いのか分からないので、個人的に相談相手に話を聞いてもらっていたり、みんなで集まって意見交換や講師を招いて勉強会などを定期的に実施している状況。
例えば、ひとりの専門家として私たちを講師に呼んでもらったり、相談相手がいたとしても第三者的な視点からの専門家の意見として意見交換をしたり、私たちのこれまでの取り組みをご紹介しながら、皆さんの目的意識と方向性が合えば次の段階の取り組みにご協力出来ると思います。

<2.調査/企画検討>

通常は、初動期のご相談があって、具体的な調査や企画検討を行うという流れになりますが、例えば、私たちの取り組み事例をご覧頂いて、こういう調査や企画検討をお願いしたいと思う方々もいらっしゃると思います。
私たちもこれまでに様々な住まい・まちづくりの取り組みに関わっていますので、ご予算やその成果も含めて、ご連絡頂ければ何が出来るのかを検討可能と思います。

<3.計画策定/提案書作成>

プロポーザルやコンペ、土地所有者やまちづくり協議会などへの提案書作成は慣れたものです。クライアントの要望・予算に応じて、2週間から1ヶ月を目処にご提案致します。
また、マスタープランや制度設計、個別の土地建物利活用計画からまちづくり計画まで、生活計画・空間計画・事業計画として課題解決につながる計画策定を受託します。

<4.設計/監理>

最終的には、具体のかたちを設計し、クライアントの予算と実現したいデザインに応えられるような素材や業者を調整し、かたちをつくります。
私たち設計事務所の強みは、つくるだけに終わらない事前検討から事後運営サポートに至る一連の仕事でクライアントの期待に応えることで私たちの差別化を図ります。

<5.運営コンサルタント>

基本的には、クライアントである事業者の事業運営をサポートするコンサルタント業をかたちをつくったものとして関わります。
実際に住宅やテナントの不動産運営、自ら事業運営も実施経験しているので、クライアントのことも理解出来る専門家と考えています。